シャンプー洗髪の歴史

いつから髪の毛を洗う習慣が定着したのでしょうか?
これを辿ると薄毛との意外な関係が見えてきました。
【洗髪の歴史】

洗髪の頻度: 昭和初期頃まで多くても月2回ほど

固形石鹸で髪を洗う(髪専用の洗剤は無い)

1920年代後半〜30年代(昭和初期)
「シャンプー」という言葉が日本に定着

1926年:葛原工業が粉末洗髪剤「モダン・シャンプー」を発売
初めて「シャンプー」という言葉が登場、しかし粉末状である

1930年:ライオン油脂が「すみだ髪あらひ」発売
初めての液体の洗髪剤
(ライオン油脂株式会社とは現在のライオンの前身)

内風呂も少なく、銭湯に通っていた時代
銭湯では洗髪代が別に設定されていた

家で服を着たまま洗髪するのはよくある光景だった


本格的に洗髪文化が日本に定着したのは戦後(1945年〜)

1955年:花王が「花王フェザー」発売
銭湯通いに便利な3g入り2袋10円
このときのキャッチフレーズ「ムチャです!大切な髪を石鹸や洗剤で洗うのは・・・」


そしてリンス・コディショナーが登場

1970年:ライオン社が「エメロンクリームリンス」を発売 → リンス市場の始まり
「日本縦断ふりむき娘」CMシリーズが話題に

内風呂やシャワーの普及にともなって洗髪文化は浸透

洗髪の頻度: 70年代には週2回になる


1980年代:女子中高生向け商品の投入

朝シャンブームの到来。
1987年の流行語大賞に「朝シャン」が選ばれている。

1987 新語部門・表現賞
朝シャン(モーニング・シャンプー)
受賞者:資生堂商事(株)セールス商品事業部
「朝シャン」とは、資生堂のCM“朝のシャンプー”というフレーズが高校生の間で簡略化されたもの。朝にシャンプーをしましょうという宣伝が、またたくまに女子高校生を中心に広まった。日本人の生活習慣にはなかった「朝シャン」は、一時のブームという見方も多かったが、この年から男性も含めた“清潔指向”現象として社会問題化する。
(新語・流行語大賞公式サイトから抜粋)

洗髪の頻度: 毎日、もしくは朝・晩の2回へ


1990年代以降:外資系も参入してくる

2008年現在:あらゆるシャンプーが発売され市場は2000億円規模まで成長

(※引用元:朝日新聞別紙be2008年8月2日「洗髪」を参考にさせていただきました)

【まとめ】
現在2008年ですが、2000年以上の歴史があっても、日本人が毎日髪を洗う習慣はわずか30年ほどの歴史。
「シャンプー」という概念も100年未満、もとは固形石鹸で髪を洗っていたわけですし、その前はおそらく水で洗い流すだけだったでしょう。しかも洗髪の頻度も1か月に数回だけ、又はもっと少なかったかもしれません。
リンス・コンディショナーにいたっては概念さえありませんでした。

もし、毎日洗髪をしなければ、あるいはシャンプーを使わなければ脱毛化・薄毛化するというのであれば、既に髪の毛は退化して無くなっている(人類は全員薄毛になっている)のではないかという気もします。

現代人は毎日シャンプーで髪を洗い過ぎて頭皮(皮膚)が炎症を起こしている、頭皮脂を必要以上に落とすことに熱心になり過ぎている可能性を考えてみてもよいのかもしれません。

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